こんにちは、グローブスタイルです。

普段のちょっとした洗い物やおうちの掃除などであれば気にすることはないのですが、 高温のお湯を使うとき、強い薬品や洗剤などを使うとき、排水(汚水)や汚泥・汚物などを扱うとき、などでゴム手袋を使う場合は、ゴム手袋に穴があいたり破けたりすると、危険なことになりかねません

今回、広い範囲で大きな被害を出した水害の片付けでは、こうした場面も多いと思います。

そんな時に安心・安全に作業をするために、ゴム手袋を二重にはめる「ダブルグローブ」のやり方をご紹介します。

と言っても難しいことはなくて、単純に、ゴム手袋を2つはめるだけ、と言ってしまえばそれまで、なんです。

ただ、快適で安心にダブルグローブをするためには、コツがあるんです。
そこで、いろいろと試行錯誤してたどり着いた、グローブスタイル流のダブルグローブ術をご紹介しますね。ポイントは、次の7項目です。


)先(下)にはめる手袋のサイズよりも、少し大きめの手袋を後(上)にはめる
2)先(下)にはめる手袋の方が、後(上)にはめる手袋よりも薄いものが良い
3)先(下)にはめる手袋の方が、後(上)にはめる手袋よりも長いものが良い
4)先(下)にはめる手袋は裏毛なしのものが良く、メッシュの下ばき手袋をした上にはめる
5)2つのゴム手袋がぴったりフィットしていれば、二重になった手袋をセットで脱ぎはめする
6)1日の作業が終わったら、二重の手袋を別々に外して、下ばき手袋が濡れていないことを確認する
7)上にはめた手袋は外側をよく洗い、下にはめた手袋は内側を洗って干す

36872573_10217205392393216_4407571176608497664_n


考え方としては、靴と中敷(インソール)を組み合わせてフィット感をよくすることの手袋版なんです。靴のフィット感が大事なように、あるいはそれ以上に手袋のフィット感もとても大切なんですが、あまり気にする人がいないのは、とても不思議に思ってしまいます。


前置きが長くなりました。ひとつづつ、説明しますね。

1)先(下)にはめる手袋のサイズよりも、少し大きめの手袋を後(上)にはめる

同じMならMサイズの手袋でも、メーカーや厚みになどによって微妙に大きさが違っています。ダブルグローブをする時にも、先(下)にはめる手袋は素手にぴったりフィットするものその上(後)にはめる手袋は下にはめる手袋をはめた手にフィットするものを選んでください。これは、いくつか手袋を買って試してみないと難しいかもしれませんが、ゴム手袋のパッケージに書いてある手の周りと中指の長さのサイズも参考にして選んでみてください。


2)先(下)にはめる手袋の方が、後(上)にはめる手袋よりも薄いものが良い

先(下)にはめる手袋がフィット感のある手袋の方が作業しやすいと思います。アレルギーのない方であれば、先(下)にはめる手袋を天然ゴム製の手袋にすると、天然ゴムの方がビニールやニトリルゴムよりも伸縮性が高いので、手袋を二重にはめた時に2つの手袋がぴったりフィットして一つの手袋のような感覚で使えますので、おすすめです。後(上)にはめる手袋は、用途によって家庭用の中厚手や厚手でも、作業用手袋でも構いません。


3)先(下)にはめる手袋の方が、後(上)にはめる手袋よりも長いものが良い

二重にはめた時に、先(下)にはめた手袋の裾がちょっと見えるくらいの長さであれば、二重のまま手袋を外した後にもう一度はめる時、下の手袋の裾をつかみながらはめれば、下の手袋が中でシワがよったりせずにはめやすくなります。また、万一、薬液や汚水などが上の手袋の裾を超えて入り込んできても、下にはめた手袋の中に入ることを食い止めることができます。このために、先(下)にはめる手袋の長さは33-34cmが理想、後(上)にはめる手袋は、32cm前後のものだと、ちょうど良いと思います。

写真でも、上にはめたピンクの手袋より、下のオレンジの手袋が長いことがわかると思います。

36837819_10217205428954130_6707013477665341440_n



4)先(下)にはめる手袋は裏毛なしのものが良く、メッシュの下ばき手袋をした上にはめる


手肌に触れる下の手袋は、裏毛なしのものであれば丸洗いしてすぐに乾くので、連日使う時でも毎日快適に使うことができます。そして、仕事中の脱ぎはめを容易にし、手汗を吸い取るためにも、メッシュインナー手袋をしてから先(下)にはめるゴム手袋をはめましょう。これは、ゴムなど手袋の材質が手肌を刺激するのを抑えて、アレルギーを緩和することにもつながります。2)で書いたように、先(下)にはめる手袋は裏毛なしの天然ゴム製手袋がおすすめです

こちらはグローブスタイルが下にはめるのに愛用している、天然ゴム製の裏毛なしの手袋。メッシュのインナーをはめた素手の上にはめていきます。

36858342_10217205391393191_7263150698127163392_n

また、上と下の手袋の色がはっきり違う色で組み合わせておくと、上の手袋が破れた時に下の手袋の色が見えるので、目でも異状を知ることができて、より安全です。これは、手術など医療用の手袋でも採用されている安全対策のようですね。

5)2つのゴム手袋がぴったりフィットしていれば、二重になった手袋をセットで脱ぎはめする

二重にはめたゴム手袋がぴったりフィットしていれば、休憩など仕事中に一時的に手袋を外すときは、べ別にしなくても、2枚をセットにして脱ぎはめすればラクです。ダブルグローブが、まるで一つのゴム手袋のようになっていると、手にもフィットして作業がしやすいはず。再びはめるときは、先(下)にはめるゴム手袋の裾を引っ張り気味につかみながらはめれば、先(下)にはめる手袋が中でもたつくこともありません。

6)1日の作業が終わったら、二重の手袋を別々に外して、下ばき手袋が濡れていないことを確認する

仕事中は5)の通りですが、1日の最後には二重の手袋を別々に外して、外側の手袋に穴があいていないか確認して安全を確保しましょう。確認は簡単で、もし下にはめたゴム手袋の表面が濡れていたら、それは上の手袋に穴があいているということです

7)上にはめた手袋は外側をよく洗い、下にはめた手袋は内側を洗って干す 

作業を終える時には、まずダブルグローブのままで、素手を洗うように上にはめた手袋をよく洗い、薬品や汚れを洗い流します。洗剤・石けんや消毒液などを使うなどして、きれいにしてください。その後で、上にはめた手袋の指先を右左の手でつまみながら少しづつ外していくと、上と下の手袋がずれて外しやすくなります。下の手袋はまだ手にはめられた状態で、よく洗った上の手袋をはずすと、なお安心です。下の手袋の内側は汗をかいていると思いますから、よく洗い流して、タオルドライしておけば、裏毛のないものならすぐに乾きます。汗で湿ったインナー手袋も、石けんなどで洗ってよく水を切り、タオルドライしておくと、翌朝には乾いていると思いますし、インナー手袋は何双か用意してローテーションで使うようにするのも良いと思います。

文章にするととても長くて面倒な感じがしてしまいますが、上と下の手袋のフィットするペアが見つかって、慣れてしまえば、何も考えずに自然にダブルグローブをすることが出来るようになります。

そして、この方法は、寒さを防ぐためにも有効ですので、例えば冬の屋外作業の時などにも応用してみてください。

ダブルグローブで、安心安全快適なハッピー・グローブ・ライフを!